よく売れるECとは

2024-10-18

Webの仕事に関わって30年、様々なケースに出会いました。

中でも、「よく売れるEC」との出会いはよく覚えています。

とにかく、よく売れるのです。

昨年に引き続き、今年もヒットECが誕生しました。その秘訣をご案内します。

(ECとは電子商取引、ネット販売だけでなく、予約サイトなども含むネット上の取引全般を言います)

よく売れるECの特徴・共通点は以下の通りです。

  • ニーズがある商材を扱っている。
  • ニーズがあるタイミングである。
  • 見つけやすいECサイトである。

ニーズがある商材を取り扱っている

ニーズがあるから売れます。ニーズがあるから購入者の方から探してきます。販売する側も、そのニーズを知っていて商材を用意し、ECサイトに掲載します。

ニーズが無ければ売れません、不要なものは買わないからです。ECではハッキリしています。興味がなければ最初から探すこともありません。

自分の欲しいものがわかっていて、探し求めてきた人の購入率は大変高くなります。競合が無い、あるいは少なければもっと高くなります。

そのニーズにどう応えるか、どんな商品、どんなサービスを用意すればいいか、その発想が大変重要です。既に商材があるのなら、どんなニーズに応えられる商材か。ニーズ調査から始めましょう。

ニーズがあるタイミングである

ニーズにもタイミングがあります。

わかりやすく言えば、冬物は夏には売れません。旬を過ぎれば売れません。ブームが過ぎれば売れません。

商材には、多く必要とされる時期や季節がある場合があります。そのニーズは通年あるのか、特定の時期だけなのかをよく調べる必要があります。

旬を過ぎたときも同じです。野菜なら、その美味しい時期が過ぎればピークほど売れなくなります。

ブームの場合も同じです。一時、メディアにも取り上げられ注目になった商品でも、ブームが過ぎれば売れなくなります。

そのニーズがあるタイミングを調査しましょう。

見つけやすいECサイトである

ニーズがある商材は、探してきます。そのとき、どのECサイトよりも見つけやすいことが重要です。

ECモールに出店することも、見つけやすさにつながります。その目的を持った人たちが集まっているので、マッチング性は高くなります。

検索サイトに対応することも重要です。ECサイトの内容が、ニーズに応えられているコンテンツで構成されているかが重要です。単独サイトの場合は、特に重要です。(検索パフォーマンスを上げるためだけの対策ではありません)

そういった、ニーズを持った人と出会えやすい状況を作ることが必要です。

以上が、よく売れるECの特徴・共通点です。

なぜそうなのか、その答えは簡単です。ECによる販売は「セルフ販売」だからです。購入者が、自分自身で自分のニーズに気づき、自分自身で探し求め、自分自身で見つけ出し、自分自身で選択し、自分自身で購入を決める。購入者主体で考えなければ、よく売れるECを実現することはできません。

購入者視点が、ECの成功を手にすることができます。

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