求人もマーケティングで

人不足が深刻です。

求人を出しても問い合わせがない、定着率が低い、といった声をよく聞きます。

一方で、多くの人材が集まり、成長を加速している事業所もあります。

そういった事業所は、どのような対策をしているのでしょうか。

人材確保のプロに聞くと、「求職者満足ですよ」の一言でした。

やりたい仕事か、給与はどれくらいか、勤務地や時間は、といったものの他に、職場の雰囲気がいいか、一緒に働く人はどんな人たちか、県外からの求職者であれば寮や社宅、または住まいの紹介などがあるか、といった求職者の「ニーズ」にどれだけ応えられているかが重要です。

求職者は事前にホームページで会社を調べることが多く、そういった情報を確認します。単に雇用条件だけでなく、企業理念や企業文化が掲載されているかどうかが、大変重要です。

楽しそうな会社だな、仕事も面白そうだな、この人たちと一緒に仕事しないな、そんな風に思える情報発信をし続けていることも大変重要です。

「先輩たちの声」も採用サイトではよく見かけます。この会社を選んだ理由、どんな仕事をしているか、どんなところにやりがいを感じているか、といった項目がありますが、更にその方がどんな休日を過ごしているか、どんな充実した人生を送っているか、といった面が見えてくると自分がその会社で働くイメージも出来やすくなるのではないでしょうか。

これらはひとつの例ですが、重要なのは求職者たちが何を求めて会社選びをしているか、ということです。なぜ、この会社を選ぶのか、どんな仕事を求めているのか、どんな生活とのバランスを求めているのか、そのニーズを探ればどうアプローチすればいいかが見えてきます。

求職者のニーズに応えること、求人にもマーケティングが必要です。