ホームページ・リニューアルでの注意点

2022-05-23

ホームページを運営していると、あるときやってくるのが「リニューアル」です。

「ホームページって、定期的にリニューアルしたほうがいいんですよね?」と質問を受けることがあります。ここでご注意いただきたいのは、リニューアルが目的ではなく手段である、ということです。

リニュアールをしなくてもいいのであれば、それで構いません。うまくいっているホームページを無理矢理リニューアルして、かえって状況を悪くしてしまうこともあるからです。

では、どんな時にリニューアルが必要なんでしょうか

現状を把握する

なんとなく、リニューアルを意識したのはなぜでしょうか?

  • いまのホームページが古く感じている
  • 問い合わせが少ない、売上が少ない、といった成果に不満
  • 人から、見にくい、わかりにくい、といった声を聞いた

などがあると思います。

ここで大切なのは、「課題」や「問題」を明確にするということです。

  • ホームページを作成してから長く、スマートフォンで見ると小さく見える
  • 想定していたよりも、問い合わせや売上の水準に達していない
  • なんとなく整理ができてなく、見づらいホームページになっている

といった感じで、「課題」や「問題」を明確にします。

課題や問題の原因を探る

次に、課題や問題の原因を探ることです。上記の例で言えば、

  • パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの機器からアクセスして、実際にどのように表示されるのか確認する。
  • これまでの問い合わせ数や売上実績の推移をまとめる。伝えたいことと、お客様が知りたいことのギャップがないかチェックする。問い合わせしにくい状況になっていないか、買い物がしにくい状況になっていないかをチェックする。そもそもアクセス数が少ないのでは。など、これまでの数値実績やお客さま目線でのチェクなどを行う。
  • 第三者に見ていただき、見づらい、わかりづらいポイントをチェックする。

などを行い、原因を追求します。

目指す着地点を明確にする

リニューアル後、どのようなホームページになっているべきか、を明確にします。

  • パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット機器からも見やすいデザインとする。
  • つい、問い合わせしたくなる、買いたくなるホームページを目指す。
  • 何を伝えたいホームページからすぐわかり、目的の情報に辿り着きやすいホームページを目指す。

どうすれば、それが実現できるか

ここまで明確化することで、その方向性が見えてきます。自分で調べる方法もあれば、プロに相談する方法もあります。先の事例で言えば、こんな例が考えられます。

  • 「レスポンシブ・デザイン」を取り入れたホームページを作成する。
  • マーケティングの考え方を取り入れ、どんなホームページであるべきかを企画する。
  • 優しい操作性や表現を追求したデザインにする。

リニューアルか、改善か

ここでもう一度リニューアルについて考えてみましょう。ケースによっては、リニューアルが必要な場合と、現在のホームページを改善する場合の両方が考えられます。先の例で見れば、

  • レスポンシブ・デザインを目指すなら、リニューアルが必要になります。
  • 成果アップを目指すなら、必ずしもリニューアルが必須ではなく、ホームページの改善でも可能です。
  • 操作性や表現を見直した時、リニューアルする方法もあれば、部分的に改善を繰り返して進める方法もあります。

このように、最終的にどうするのがベターかを見極めて進めていくことが重要です。

なぜリニューアルするのか、その最終的なねらいは「成果アップ」ではないでしょうか。リニューアルはその手段の一つであり、決して目的になってはいけません。

ホームページは、インターネット上の受付窓口であり、店舗です。そこにはお客様のニーズの変化や、トレンド、社会情勢の変化なども影響します。不変ではなく、常に変化するものに対応できるような視点でリニューアルを行い、ご自身で更新できる仕組みを取り入れることも、また重要なポイントです。

マーケティングの視点で、ホームページ無料診断をおこなっています。お気軽にご相談ください。

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