2024-11-02
生成AIを代表する一つ、ChatGTPにWeb検索機能が追加されました。
生成AIは、機械学習による情報から回答していたので、持っている情報は最新でも1年前だったりしていました。しかし、この新機能であれば最新の情報から回答をしてくれます。
現在、このWeb検索機能が使用できるのは有料版ChatGTPですが、数ヶ月後には無料版でも使えるようになるそうです。
ChatGTPでWeb検索機能を使うには、入力窓の地球マークをクリックしプロンプトを入力します。「飛騨高山」とだけ入れてみました。
すると、写真と共に、概要、代表的な観光スポットの紹介が表示されました。
文章の最後の行には「情報源」が表示され、クリックするとその引用2件と検索結果12件が表示されます。
続けて、「古い街並みの近くでランチができる飲食店を教えて」と入力すると、
周辺地図とともに、7件ほど紹介されて表示されました。(情報源をクリックして表示された状態)
各店舗の紹介部分には、写真と紹介文の他、「道順」「ウェブサイト」「電話する」のボタンが表示されます。ホームページがない場合は「ウェブサイト」ボタンが表示されないようです。
こちらも「情報源」のリンクがあり、クリックすると12件の検索結果が表示されます。
さらに、「名古屋から飛騨高山への交通アクセスを教えて」と入力すると、
鉄道と高速バスでのアクセスが表示されました。
続けて、旅する予定日として「11月4日の飛騨高山の天気を教えて」と入力すると、
1時間ごとの天気予報を表示しました。新機能の強みですね。
旅行であれば、その行き先を決めることから、その行き先についての情報、その中から行きたい場所を選び、そこまでのアクセス、ランチ、宿泊先、天気、と、次々と質問していくことで旅のプランを組み立てていくことができます。そのままリンクからWebサトに飛び、予約もできますね。
まるで、旅のプロに聞きながら、プランを組み立てることができます。
これまでの検索サイトでは、検索結果を考慮しながら検索キーワードを考えて、必要に応じて複数組み合わせて使用しました。
さらに、その検索結果から様々なWebサイトにアクセスして情報をかき集め、自分でその整理をする必要がありました。
この機能を使えば、言葉で質問するように情報検索ができます。従来の検索スキルを気にしなくても知りたいことを質問すればいいのですから、人に優しい検索だといえます。
さて、今度は情報を発信する側です。自社の情報発信に欠かせないホームページ、これまで検索サイトの検索結果に表示されることでアクセスにつながっていましたが、このような検索手法が普及するとどうなるのでしょうか。
「ランチに高山ラーメンを食べたいので、古い町並みから歩いて10分以内で行けるお店を教えて」と入力してみました。
「古い町並みから歩いて10分以内」と入力しましたが、郊外まで出てきました。しかも、高山ラーメンでは無くお蕎麦屋さんもリストに入っています。精度向上やハルシネーションの改善は今後期待するとして、この結果は気になるところです。
まだ一般公開されたばかりなので、今後どんどん改善されていくことと思います。発信する側として、見守りながら情報収集に努めていきます。
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